DeNAサイト問題で記事2万本、画像74万件で著作権侵害、医薬法違反10本 女性執行役員辞任へ

これまでの経緯

 

DeNAサイト問題で記事2万本に不正、医薬法違反も10本 女性執行役員辞任へ
2017.03.14

情報サイト問題に関する第三者委の調査報告を受けて、記者会見するDeNAの南場智子会長=13日午後、東京都渋谷区

 ディー・エヌ・エー(DeNA)の情報サイトでデタラメな医療情報の掲載や記事の盗用が指摘された問題で、第三者委員会の調査報告書が13日発表された。37万本超の掲載記事のうち盗用など複製権侵害の疑いのある記事が最大2万本、医薬関係の法令に違反した記事も10本あると結論付けられた。

 このほか、サイトに掲載した画像のうち最大で74万7643件に複製権侵害の疑いがあることも判明した。

 問題の責任を取り、守安功社長は月額報酬の減額幅を30%から50%に拡大、情報サイト事業を統括していた村田マリ氏は執行役員を辞任する。また、創業者の南場智子会長に再び代表権を与える人事も発表した。

 まとめサイト問題のキーパーソンとされる村田氏は、2013年に住まいやインテリア関連のサイト「iemo(イエモ)」を起業し、14年に、別のネット企業とともに50億円でDeNAに買収され、村田氏は同社執行役員となった。問題発覚後、昨年12月の記者会見にも出席していなかった。

 調査報告書では、他の記事の複製や引用が不適切と見なされる記事が多数あったと指摘。外部のライターに他のサイトからの転用を促すようなマニュアルを作成していたことも認定した。

 医薬関係の法令違反が疑われるケースでは、せき止めに効果があるとされる市販薬や不妊を改善する働きがあるとしたサプリメントを紹介する記事などで、薬のメーカーが認めていない効能に言及するなどしていた。

DeNAサイト、画像74万件で著作権侵害の疑い
第三者委が報告書
2017/3/13 10:12 (2017/3/13 12:55更新)

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は13日、キュレーションメディア(まとめサイト)事業での不祥事について、第三者委員会による調査報告書を発表した。報告書はDeNAが運営する10サイトで記事の一部に著作権侵害や医薬品医療機器法違反の可能性があると指摘。最大74万7643件の画像で複製権侵害の疑いがあることも明らかにした。

 記事内容についてクレームがあった場合でも、その責任を回避するような対応をしていたうえ、キュレーション事業のリスク管理が不徹底だったとしている。

 再発防止へ向けてDeNAは経営体制を見直す。同日付で創業者である南場智子会長が代表取締役に復帰。代表取締役を守安功最高経営責任者(CEO)との2人体制にして、社内のコンプライアンス(法令順守)、管理体制を強化する。併せて、守安社長の役員報酬の減額幅を50%に拡大する。従来は30%だった。

 キュレーションサイトの一つ「MERY」を運営する子会社ペロリの中川綾太郎氏は12日付で社長を辞し、村田マリ執行役員も辞任の意向を示している。そのほか執行役員など25人を就業規則に基づいて処分する。

 13日午後5時から第三者委員会が、6時15分から両代表取締役が都内で記者会見を開いて説明する。