日本初!“親のための自分史”作成サービス「親の雑誌」

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日本初!“親のための自分史”作成サービス「親の雑誌」、新登場
会話型見守りサービスを手掛ける株式会社こころみが、新サービスとして5月1日から発売開始
株式会社こころみ 2015年5月1日 11時18分

株式会社こころみ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:神山晃男)は、親のための自分史作成サービス「親の雑誌」を新たに5月1日より発売いたします。これは親御さんの人生の振り返りや思い出を一冊の雑誌形式でまとめるもので、親のために家族が注文するタイプの「自分史」は日本初登場となります(※当社調べ)。弊社は、一人暮らしの高齢者を持つご家族向けに日本唯一の会話型見守りサービス「つながりプラス」を2014年2月から提供しています。「親の雑誌」は、同サービスで行っている「聞く」ノウハウを活用した新サービスです。

2015.9.11 12:00
激動の人生を家族で共有 「親の自分史を雑誌に」サービス好評

「古希や喜寿のお祝いに作る人も多い」と話す「こころみ」の早川次郎さん =東京都渋谷区
親が生きてきた軌跡を一冊の雑誌にまとめてくれるサービスが好評だ。子供にとってはこれまで知らなかった親の一面を知ることができ、親にとっては自身の人生を子供や孫に伝えられる。雑誌を媒介に家族のコミュニケーションが深まると注目されているようだ。

「普通の人」の自分史がヒット 7万円で「親の歴史」を本に

7万円という低価格で、親の人生を記録に残す自分史作成サービス「親の雑誌」。それは、自分史の新しいマーケットを開拓した。同サービスを提供する企業「こころみ」は、自社が持つ「聞く力」を活かすことで、さらなる成長を目指す。

親のための自分史作成サービス「親の雑誌」は、人生の思い出を一冊の雑誌形式でまとめる

シニア層の間で、「自分史」が密かなブームを呼んでいる。通常は、いわゆる100ページ以上のハードカバー単行本という形で、自費出版する例が多い。製作費は数十万から100万円が相場だ。

しかし、その自分史の分野で、「7万円」という圧倒的な低価格を実現し、話題を呼んでいるサービスがある。2013年設立のベンチャー企業、「こころみ」が提供する自分史作成サービス「親の雑誌」だ。

低価格を実現した数々の工夫

「親の雑誌」は、こころみのスタッフが高齢者の自宅を訪問し、聞いた話をA4サイズ・16ページの冊子にまとめ、最少で5冊から納品する。

2015年5月にサービスを開始し、すでに100件以上を受注。資料請求・問い合わせは、1000件を超えているという。

「親の雑誌」が低価格を実現できた要因は、全体のフォーマット、ページ数が決まっているため、文字と写真を当てはめれば作成できるシステムを確立したこと、また、通常の書籍・雑誌では必要になる、事前の入念な打ち合わせも不要なことが挙げられる。

取材・執筆するのは、プロのライターではなく、こころみが契約する「コミュニケーター」と呼ばれる外部スタッフだ。コミュニケーターは主婦層が中心で、プロの書き手ではない。

こころみの社長・神山晃男氏は、「親の雑誌」の特徴をこう語る。

「試作段階ではプロのライターも起用しましたが、コミュニケーターが書き起こした文章のほうが、家族に好評でした。例えば、主語が『私』と『僕』で混じっていたり、同じ話が繰り返されたりしていても、読者である家族にとっては、それが『その人らしさ』につながる。『親の雑誌』は、不特定多数に向けたメディアではなく、家族に向けたメッセージ。第三者が読むものではないからこそ、成立するメディアです。結果的には、プロのライターを使わずに制作できることも、低コストにつながっています」

神山晃男 こころみ 代表取締役社長

「親の雑誌」のマーケットは、従来の自分史とは大きく異なる。通常の自分史は、自分の偉業を残したい本人が発注するものだが、「親の雑誌」は、高齢者の子息など家族が、記念日のお祝いなどのギフトとして利用することが多い。「7万円」という価格は、親孝行のための家族旅行などと比較しても、十分に競争力がある。

「『親の雑誌』は、それが無かったら語られなかった人々の歴史をカタチにするサービスです。多くの人が、『普通に暮らしてきただけだから』と言いますが、聞いてみると、面白い話がたくさん出てきます。家族の方は、自分の両親がいつどこで出会ったのかを知っていても、その時の気持ちまでは知らないもの。初出のエピソードも多く、家族の方も驚かれたりします」

見守りサービスの知見を発揮

こころみが「親の雑誌」を生み出せたのは、もともと同社が、会話型の見守りサービス「つながりプラス」を展開していたからだ。

「つながりプラス」は、コミュニケーターが週2回、電話で高齢者と会話をし、その内容をレポートにまとめて家族に伝えるサービスだ。初回はコミュニケーターが高齢者の自宅を訪問し、「顔見知り」となって信頼を得ることで、その後の電話でもスムーズなコミュニケーションを可能にしている。

その初回訪問時、コミュニケーターは、個々人の人生について話を聞いていた。しかし、それは信頼を得るためであり、カタチにするアウトプットを残すためではなかった。神山社長は、一人一人が語る人生の面白さ、価値に気付き、「親の雑誌」を発想したのだ。

「こころみが目指すのは、親子間のコミュニケーションを活性化すること。『親の雑誌』や『つながりプラス』は、そのためのツールです。また、『見守り』として話を聞かれることに抵抗を感じる方でも、『取材』なら積極的に話をしてくれたりします。大切にしているのは、高齢者を高齢者扱いしないこと。当社の強みは、『聞く』能力の蓄積。聞き上手であり、雑談をきちんとできることが、当社の強みです」

「聞く力」でビジネスを拡大

神山社長が目指すのは、「親の雑誌」や「つながりプラス」などBtoCを展開しつつ、BtoBで成長することだ。

「例えば、UCCは缶コーヒーや上島珈琲店といった消費者向けビジネスを展開しながら、喫茶店にコーヒー豆を卸すことで事業を拡大しています。UCCのように、お客様の眼に触れるものがありつつも、そこで培った知見を活かして、企業向けビジネスを強化していきます」

こころみは、世間話で顧客の本音を引き出すコールセンターや会話データのマーケティング解析などを手掛ける。多くの企業にとって、顧客やユーザーの“生の声”を聞くのは難しい。直接にヒアリングしても、それは整理された型通りの意見になってしまうことが多い。そこに、こころみが持つ「聞く力」を発揮できる余地がある。

これまで「傾聴」は、主にカウンセリングやボランティアなど、非営利のシーンで活用されてきたスキルだった。しかし、それは、ビジネスにおいても大きな可能性を秘める。こころみは、多くの人が見過ごしていた「話を聞くこと」の価値に、ビジネスチャンスを見出している。

こころみは、会話型の見守りサービス「つながりプラス」を展開。話を「聞く」能力、ノウハウを蓄積している